人間は生まれ持った素質に経験(育った環境)が加わることで成長し、人格が形成されると考えられます。
生まれ持った素質は私達世代と今の子ども達の間に大きな違いはないでしょうから、育った環境が大きな影響力を持つはずです。
私の子どもの頃、娯楽の王様といえばテレビでした。インターネットもゲームもありません。テレビ局の数も限られていたし、ビデオデッキも存在しなかったため、皆が同じ番組を同時に楽しむ時代でした。
今の子ども達はそうではないようです。YouTubeを楽しむ子、ゲームに夢中の子、読書にのめり込む子など、好みの余暇を過ごしており、誰もが同じテレビ番組を見るなんてことはないようです。
私の子どもの頃、科学技術がますます発展し、社会はどんどん豊かによりよく変化していくものと信じられた時代でした。「いい大学に入学できれば幸せになれる」という楽観的な考え方がまだ一般的でした。単純で明るい世界観を多くの人で共有していた時代でした。
今の子どもは、そうではありません。親世代がリストラに苦しむのを目の当たりにして社会に対する信頼を持てずにいます。1990年以降に生まれた子ども達にとって日本が没落する姿しか見ていないのだから、将来を楽観視するのは難しいでしょう。
育った時代がこれだけ違うのですから、できあがる人間が違うのも当然です。