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アンラーニング(学びほぐし)について

「アンラーニング」とは時代に合わなくなった知識やスキルを捨てつつ、新しい知識・スキルを取り込むことです(『仕事のアンラーニング(松尾睦:著)』より)。

 経験や知識というのは財産です。しかし、新しい環境に対応する際、経験や知識に縛られてうまくいかないことがあります。

 特にやっかいなのが成功体験です。「今までうまくいっていたやり方にしがみつき、失敗ばかりして成長できない」ことは案外多いものです。

 私の場合は中学一年生の最初の中間テストでなんと一夜漬けでそこそこいい点数をとれてしまったことで、「一夜漬けの集中力がテストで成功するコツだ」という誤った認識を持ってしまい、中学・高校と中間期末テストはすべて一夜漬けでした。

 頭では「一夜漬けではダメだ」とわかっているのですが、一度身についた行動パターンを変えることはできませんでした。

 スポーツでも同じことが言えます。ゴルフを始める場合、最初にプロからレッスンを受けてしっかり基礎を身につけることを勧められます。自己流ではじめて悪い癖がついてしまってからレッスンに通っても、一度身につけた悪い癖を捨てることに苦労して、上達しにくいからです。

 人間はコンピューターのように「上書き保存」すれば過去に身につけた知識やスキルをきれいさっぱり消し去ることができないのです。

 「アンラーニング」とは上書き保存するためのスキルであると言えます。

 めまぐるしい変化にさらされる今の時代、身につけた技術・スキルはあっという間に陳腐化してしまいます。新しい何かを受け入れて自分のものにするためには、過去に身につけた何かを捨てる技術が求められます。