中小企業診断士小西正伸のサイト

SNSの「いいね!」がもたらすフィルターバブル

先日、SNS(X:旧Twitter)を使っていて、「フィルターバブル」という現象をはっきりと実感しました。

フィルターバブルとは、インターネットの情報が「自分の好きなもの」や「自分と同じ意見」ばかりになる現象です。まるで泡(バブル)の中に入り、外の意見が見えなくなるような状態を指します。

実際に体験したのは、最近話題の熊の被害に関する投稿です。「熊を駆除することに反対」という意見に「いいね」を押したところ、その後数日間、私のタイムラインには駆除に反対する意見だけが次々と流れ続けました。賛成意見は一切表示されなかったのです。

この体験から、情報の偏りがどれほど強いか痛感しました。私たちは、無意識のうちに偏った意見ばかりを毎日受け取り、自分の考えがどんどん強化されていると言えます。

一番の問題は、仕組みが巧妙すぎること。私たちの好みに合わせて情報を選んでくれているのに、その情報が偏っていること自体に利用者が気づきにくいようになっている点です。

人は、自分と違う意見に出会うことで初めて成長できます。フィルターバブルが、この「成長の機会」を個人からも社会からも奪ってしまうことは、非常に大きな損失だと考えます。

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