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優秀な二代目社長を育てた先代の教え(先読み教育)

優秀な二代目社長は幼い頃、先代(父)からどのような教育を受けたのか、聴いて回ったことがある。

そのとき、ある二人の経営者から同じ話を聞いて「これはすごい」と感動した。

子どもの頃、父から「タバコ持ってきて」と言われたのでタバコを持って行ったところ「タバコ吸うには灰皿とライターがいるやろ?何で持って来んかったんや」と叱られたというのだ。

なんたる理不尽!

こんなことを繰り返しやられるので、父から何か指示されたら、言葉の裏を読み、父が望んでいることは何かを考える習慣がついたとのことだった。

「父からの指示」という表面的なことだけでなく、その背景を考える。そこにあるのは「考える力」そのものだ。

実際にこの教育方法(私は「先読み教育」と呼んでいる)をまだ幼かった娘に試してみたところ、あっという間に習慣化してしまった。

キャンプに行ってテントを設営する際、娘は私が何も言わなくても欲しい道具を欲しいタイミングで手渡してくれる、そんな子になってしまった。

「この子は大人になっても指示待ち人間にはなることはない」と確信した。

その後、小学5年生の双子の兄弟を育てている女性にこの話をしたところ、すぐにやってみたそうだ。

弟は遊び感覚で「先読み」を楽しんでするようになったが、兄のほうは今ひとつ興味を示さなかったとのこと。

すると弟は勉強とスポーツ、両方でめざましい成長を遂げ、兄につけられていた大きな差をあっという間にひっくり返してしまったそうだ。

このことがあって以来、私は「先読み教育」の布教活動に取り組んでいる。

指示待ち人間が増えていると言われる今の時代、「先読み」ができることは社会に必要とされる人間になるための強力な武器になるはずだ。

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