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「深読み読書術」(白取晴彦:著)を読んで

書籍の中で気になった言葉

(1)「考える力、感じる力とは、言葉を正確に使い分ける力」

人がものを考えるとき、言葉を使う。言葉を正確に使えないということは正確に考えることができない。考える力は言語能力に依存している。

感じたことを言語化することで人は自分が何を感じたのかを理解できる。たとえばAさんに対してもやもやした感情を抱いたとき、「私はAさんに嫉妬しているな」と感情を言語化把握できるか、それとも感情をうまく言語化できなくて「なんかAさんてむかつく」と思う場合では行動まで変わってくる。

自分の内面を言語化することで人は成長できると思う。「怒り」「悲しみ」「憤り」「嫉妬」「劣等感」など自分の感情にレッテルを貼るようにしたところ、感情に振り回されることが減った。

(2)「テレビもネットも、判断の材料ではなく、制作者側の判断そのものを伝えるという特徴を持っている」

これには同意する。私は滅多にテレビを見ないので、たまに見ると視聴者への印象を操作して制作者側が視聴者を意図的にコントロールしようとしていることを感じる。毎日テレビを観ていていたらおそらく気づかないのではないかと思う。

(3)「情報は自動販売機から出てくるオレンジ色の清涼飲料水だ。オレンジと書いてあっても、本当のオレンジ果汁が実際にどの程度入っているかが目に見えない飲み物だ。」

(4)「知識は自分の手で絞ったオレンジ果汁である。自動販売機では売られていない。精製されていないから、自分の汗やほこりが入っている。しかし、飲みごたえがある」

最初、(3)(4)の文章を読んだとき、なんだか回りくどい印象を受けたが、すぐに「うまい表現だ」と感心した。情報と知識の違いがイメージでわかる。

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