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大阪万博と炎上マーケティング

4月18日に開幕した大阪万博。

予想通りなのか、次々に問題が発生してメディアで取り上げられている。

2億円トイレは詰まって使えない、大屋根リングの盛り土が海水で浸食される、頭上に750個の石をワイヤーで吊した休憩所、「並ばない万博」のはずが初日に2時間待ちとなった入場ゲート、仕切りのないこどもトイレ。

意図的に批判や非難を集めて世間的な注目を集めることで集客をはかる「炎上マーケティング」が行われているのではないかとすら思えてくる。

大屋根リングの盛り土が海水で浸食されている様子、頭上にワイヤーでつり下げられた石がある休憩所など、自分の眼で見てみたいと思っても不思議はないからだ。

SNSに画像を投稿したらバズる可能性があるのだからなおさらだ。

SNSに投稿をするネタを求めて万博チケットを買った人がたくさんいるはずだ。

ネガティブな話題が目白押しだけれど、肝心のパビリオンの情報はというとあまり目立っていないのが実情だ。

もし、こうしたネガティブな話題がなかったら、大阪万博の注目度はかなり寂しいものになっていたのではないだろうか。

無視されるよりは、炎上して世間の注目を集めた方がはるかにいいと主催者が考えたとしてもおかしくない。

2億円トイレや石をワイヤーで吊した休憩所などは若手建築家を積極的に活用したと言われているが、その若手建築家の名前がネット上に見当たらない。「若手建築家を活用したこと」がウリなら、匿名などにはせず、名前を公表して当然だと思うが、そうはなっていないのだ。

「炎上マーケティング」が行われているのだとしたら、かなりうまくやっているのではないだろうか。