「世界にひとつだけの花」は誰もが認める名曲だろう。
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい
自己肯定感が満たされる感じが実に心地いい。
ただ、歌詞の次の部分は賛同できない。
それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で
一番になりたがる?
人間は社会的な動物なので、他人とうまく折り合いをつけないと生きていけない。
そのためには他者と自分を絶えず比較し、うまく立ち回ることが必要になる。
他人と自分を比較することをやめてしまったら、社会が無茶苦茶になってしまう。
まあ、「ナンバー1」「一番になりたがる?」と繰り返しているので、1番にならないとだめなわけじゃないというのがこの歌詞の言いたいことであり、競争を否定しているわけでも、他人との比較がだめだと主張しているわけでもないようだ。
歌詞に「二番でいいやん」とい主旨の文言があれば、興ざめなので言わないだけかもしれない。
なんだか曲の悪口のようになってしまったけれど、この曲は好きです。