米の在庫が底をつき、スーパーで米が買えなくなっていると知って驚いた。
小学生の頃、学校で減反政策というものを教わった。
政府が米の価格を維持するために、農家に補助金を支払い、生産量を削減するというのが減反政策。調べたところ、減反政策は2018年まで継続されている。つい最近まで減反政策は継続されていたのだ。
私の人生では「米は余るもの」であり、それは常識だった。
私の記憶では、米不足になったのは平成5年(1993年)の冷夏による不作のとき以外はない。
2023年の米の作況指数は100。平年並みの生産量だったので米不足になる原因がよくわからない。
日本に米食ブームが到来したなんてことはない。
インバウンドで来日した外国人の影響という話もあるが、にわかには信じがたい。
一体、何が起こっているのだろう。
農家の高齢化が進み、2021年時点で61.2歳。今後、生産者の高齢化により日本の食料自給率が下がることは目に見えている。
日本人が飢える時代がやってくるのかもしれない。