新型コロナウイルス感染粧について様々な肩書きを持った「専門家」が様々な情報を発信していますが、人によって言うことが違います。「専門家」なのになんでこうも違うのでしょう。
中国の武漢から新型コロナウイルスが世界に拡がってちょうど2年経ちました。この2年間、実に多くの「専門家」がメディアに登場して新型コロナウイルスについて語りました。メディアが新型コロナウイルスへの恐怖心をあおられた、不安に駆られた人々が専門家の意見に聞き耳を立てました。
専門家の意見は実に多種多様で「ワクチンを打て」という人がいれば「「ワクチンは打ってはいけない」という人もいて誰の意見が正しいのかさっぱりわかりません。
専門家なのにいい加減だなあと思った人がいるはずです。
専門家は過去の経験やデータ、論文などから得た知識を体系化して使えるようにしている人です。過去の延長線上にある未来についてはある程度予測可能なのでしょうが、全く新しい事象に対して正しい判断ができるわけではありません。できるのはせいぜい仮説を述べるくらいしかできないけど、それでは社会の期待に応えられません。
新型コロナウイルス感染粧にかぎらず、過去の延長線上にない何かが起こった場合、専門家と呼ばれる人々に過度の期待をしてはいけません。