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情報の非対称性(クチコミ心理学)

「売り手」と「買い手」の間に「情報の非対称性」が存在すると、ネットでクチコミが発生しにくくなります。

「情報の非対称性」とは『「売り手」と「買い手」の間において、「売り手」のみが専門知識と情報を有し、「買い手」はそれを知らないというように、双方で情報と知識の共有ができていない状態』のことを指します(『Wikipedia 』 より)。

例えば獣医師の場合、その技術や知識レベルを一般の人が評価することは困難です。看てもらったペットの病気が治ったからといって、獣医師が有能であるという証拠にはなりません。

 そのため、動物医療について知識のない一般の人が「あの獣医さんは名医です」と評価することはできません。そして評価できない以上、ネットで不特定多数に対して「あの獣医さんは名医です」とクチコミを投稿することはできないのです。

 なぜなら「どうして名医だと言い切れるの?」と質問されたら答えられないからです。

 このことをある獣医師の勉強会で説明したところ、会場が重い空気に包まれました。理由を尋ねると『我々獣医は必死で勉強して腕を磨けばお客さんは自然に増えると信じてがんばっているのに「そうではない」と言われてショックでした』とのことでした。

 「売り手」と「買い手」の間に「情報の非対称性」が存在する業種では、クチコミが起こりにくいこと、クチコミを投稿して欲しいなら、「買い手」がクチコミしやすい「接客」等で差別化することが必要なのです。