『クチコミ販促35のスイッチ』レビュー

 人には、「これを押すと自然にクチコミをする」という「スイッチ」がある、というのが本書のテーマです。この「スイッチ」を押す仕掛けについての理論と具体例が豊富に掲載されています。

 「人は自分が話したいことを話す」生き物であり、話したいことというのは

①「自分の近況」
②「自分自身を通して生まれたもの」
③「心が動かされたもの」
④「体験したエピソード」
⑤他人のための情報(伝える相手のメリットになること)の5つ。

 そして「話したい」という気持ちの裏には、
①認めて欲しい
②ほめて欲しい
③共感して欲しい
④相手の役に立ちたい、。という承認欲求・貢献欲があるとのこと。

 おもしろいと思ったのは、承認欲求・貢献欲という強い欲求に動かされる人の心理を「スイッチ」という言葉で表現していることです。確かに、承認欲求・貢献欲というのは人間が持つ根源的な欲求であり、これに抗うのは困難です。

 本書はクチコミ販促の本ですが、SNSで「いいね」をもらうためのノウハウ本としてもおすすめです。

konishi masanobu

konishi masanobu について

「つくづく、もったいない!」そうとしか言いようのないことが、コンサルティングの現場では頻繁に起こります。 世の中には、自らが扱っている商品・サービスの魅力がよくわかっていな経営者がたくさんおられます。堂々と「オンリー・ワン」「日本一」と名乗れるはずが、そのことに全く気づいていないというケースさえあります。  商品・サービスの魅力を理解していても、それをうまく「伝える」ことができていない経営者は更に多く存在します。「つくづく、もったいない!」。  私はサラリーマン時代、理屈で説得して売るという営業スタイルが全く通用しない経験をしています。苦し紛れに読んだマーケティングの入門書から、人間は理屈ではなく「イメージ」で動くことを学びました。そして、「相手の脳に鮮明なイメージを刻み込んで売る方法」を必死で考えました。そうして得られたノウハウは、集客コンサルの現場で「商品サービスの魅力」を伝える技術として発揮しています。
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